理由は暇だから…バカッターを狙う炎上仕掛け人とは?

ネット上に批判的な書き込みが殺到する「炎上」という現象を意図的に仕掛けるという炎上仕掛け人。どんな人たちと思えばごく普通で地味な人で、やる理由も暇だから…暇だからで他人の人生さえも左右させる炎上を仕掛けるのですから、恐ろしいものです。

更新日 2018年01月19日

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「ヒマだったから。深い理由なんてありませんよ。ただ面白いから。それだけです」

 現在、IT関連の企業でコンテンツマーケティングを手掛ける西村さん(30代・仮名)がそう振り返る。カラーシャツにジャケットを羽織り、どこにでもいる地味な好青年という印象だが、じつは数年前まではニートだった。西村さんのTwitterの裏アカウントには千人以上のフォロワーがいるが、その当時、ネット上で他人のあら探しを行い、「こいつバカじゃね?」と炎上に火をつけ、当事者のおおよその住所や家族構成を調べ上げるなどして、掲示板やまとめサイトに晒すことに加担していたという。

  出典 バカッターを狙うネット炎上仕掛人の言い分「ただ面白いから、それだけです」 | 日刊SPA!


「まあ、以前はだれでも炎上させようと思えばさせられるぐらい隙だらけでしたが、いまはこれだけ世間でバカッターとか騒がれていますから。自爆する若者は減ったと思いますが。当時はSNS上にいくらでも個人情報がのっていました。投稿を遡っていけば、おおよその住んでいる場所や行動範囲、友人や恋人関係、家族との思い出、なかには笑えるようなポエムまで書いているヤツがいて、それをネット上のヒマな仲間たちに教えてあげる感覚ですね。昼夜を問わず、だれかしらが反応してくれるから」

  出典 バカッターを狙うネット炎上仕掛人の言い分「ただ面白いから、それだけです」 | 日刊SPA!


 その情報をツイートしたりネット掲示板に書き込めば、いっきに拡散されていく。その様子が面白く、パソコンの画面を眺めることに1日の大半は費やしていたという。

「たとえば、文章で書いてあることはもちろんですが、いっしょにのせてある写メや画像にもヒントがありまして。もはやリテラシーが高いひとには言うまでもないことですが、Exif情報(日時や設定)やGPSデータ(位置情報)が残ったままになっていたり、背景から判断することもできます。写り込んでいるコンビニや銀行、お店などをGoogleストリートビューで探してみたり。いくらでも個人を特定する方法はありました」

  出典 バカッターを狙うネット炎上仕掛人の言い分「ただ面白いから、それだけです」 | 日刊SPA!

正直、悪趣味としか思えないが……。そんな面倒なことをする理由は「ヒマだったから」。そうしてネット上で炎上してしまったひとたちがその後、不幸な人生を歩まざるをえないとは思わなかったのか?

「自分は他人の感情とかよくわからなくて。別にかわいそうとかは思いませんでしたね。そのひとの人生設計が狂おうが自業自得ですし、そもそも僕はニートで社会の底辺でしたから。リア充の足を引っ張ってやろうという気持ちがまったくなかったかと言えば嘘になりますが、そんなことばっかやってましたね」

  出典 バカッターを狙うネット炎上仕掛人の言い分「ただ面白いから、それだけです」 | 日刊SPA!

  出典 stone-roses.org

地頭が良くても肉体的・精神的に頑張ることは嫌い……そんな西村さんにとって、はじめての挫折だった。頼れる友人などはいなかったのか。

「大学の友人はいましたが、みんながそこそこの企業でちゃんと働いているなか、当時の自分はニートで。劣等感もあって、言えませんでした。特にやることもなく、毎日ネットサーフィンばかりしてました。炎上させるのは、日頃の憂さ晴らし。まあ、ニートなんで大してストレスなんてないと思われるかもしれませんが、人間にとって社会からの疎外感や何もしていないことほどしんどいことはないですよ」

  出典 バカッターを狙うネット炎上仕掛人の言い分「ただ面白いから、それだけです」 | 日刊SPA! | ページ 2

西村さんは実家に戻り家賃を節約しながら、ハローワークで「就活をしているフリ」をして手当を受け取っていた。しかし、いつまでも実家にいるわけにもいかず、再就職を決意した。

「趣味でホームページやサイト運営もやっていたので、ネットには強かったと思います。だから、IT系のベンチャー企業に入りました。そこでコンテンツマーケティングの仕事をはじめましたが、むしろニート時代の経験が活きていますね。あえて自分たちのコンテンツをプチ炎上させて、アフィリ収入を増やしたりとか……」

 どこにでもいそうな雰囲気の西村さん。「ヒマだったから」「日頃の憂さ晴らし」。いまやだれでもネットやSNSを扱う時代となったが、もしかすると、あなたの隣にいるひとも“炎上仕掛け人”かもしれない

  出典 バカッターを狙うネット炎上仕掛人の言い分「ただ面白いから、それだけです」 | 日刊SPA! | ページ 2

  出典 stone-roses.org


 あい変わらず、ネットでは炎上やケンカが絶えません。悪意のない失言ひとつに大量の人たちから一方的な非難が殺到し、果ては「クズ」「ゴミ」「死ね」といった人格否定にまで進む光景は、すでにおなじみのものです。

  出典 ネットを炎上させる“荒らし”は全体の0.47%。さらに「悪の4人格」を兼ね備えた異形の者だった | ハーバービジネスオンライン

 特にここ数年のツイッターはケンカの発生率が高く、うかつな発言を恐れて鍵アカに引きこもるユーザーも激増。まさに現代のSNSは「修羅の国」と言えましょう。

 が、同時に近年では、この問題に取り組む研究者も増えてきました。ネットでケンカを起こす人たちの傾向を探り、科学的な対策を提案する機運が高まってきたのです。その代表例が、2016年4月に出版された「ネット炎上の研究」でしょう。本書のなかで、著者たちはネットで19,992名にアンケートを行い、それぞれのライフスタイルやネット炎上へ参加した経験などを細かくチェックしました。

  出典 ネットを炎上させる“荒らし”は全体の0.47%。さらに「悪の4人格」を兼ね備えた異形の者だった | ハーバービジネスオンライン

そこで明らかになったのは、以下のような事実です。

・ネット炎上に参加したことがある人は全体の1.1%だけだった。
・そのうち、ネット炎上に積極的に参加している人は0.47%しかいない。

 どんなに激しくネットが燃え盛っているように見えても、実際にガソリンを注ぎ込んでいるのはほんの少数だけ。現実的には、たった数十人のユーザーが大暴れしたせいで、あたかもネット全体が修羅の国であるかのようなイメージが作られたことになります。恐ろしいですねぇ。

  出典 ネットを炎上させる“荒らし”は全体の0.47%。さらに「悪の4人格」を兼ね備えた異形の者だった | ハーバービジネスオンライン

研究チームは、まずオンラインでアンケートを行い、日ごろよくネットで誹謗中傷をくり返す人たちだけをピックアップ。そのうえで全員に性格テストを行い、「荒らし」に特有のパーソナリティをあぶり出したのです。

 その結果、すべての「荒らし」に共通していたのは、以下のポイントでした。

・マキャベリズム=他人を操ったりダマそうとする性向

・ナルシシズム=自己中心的で自分が大好き

・サイコパス=他人への共感や後悔の感情がない

・サディズム=他人を苦しめるのが楽しくてしょうがない

  出典 ネットを炎上させる“荒らし”は全体の0.47%。さらに「悪の4人格」を兼ね備えた異形の者だった | ハーバービジネスオンライン | ページ 2

 これら4つの指標は、いずれも人間のダークな側面を代表しており、すべての要素を兼ね備えた人のことを、心理学では「ダークテトラッド」と呼びます。

 データによれば、「荒らし」のダークテトラッドのレベルは、一般的なネットユーザーのなんと6倍以上。要するに、ちょっとした失言をネチネチと攻撃するようなユーザーは、いくら表面では正義にあふれた言葉を吐いていようが、その根っこには「他人を苦しめたい!」という激しい欲望しかないわけです。誰もがうっすらと気づいていた事実に、あらためてエビデンスが出た感じでしょうか。

  出典 ネットを炎上させる“荒らし”は全体の0.47%。さらに「悪の4人格」を兼ね備えた異形の者だった | ハーバービジネスオンライン | ページ 2

 実は、ダークテトラッドに出会ったときの対処法は、ひとつしかありません。徹底的に無視を決め込むことです。

 2016年に、オーストラリアの研究チームが、396人のダークテトラッドを調べたうえで、こんな結論を出しています。

「『荒らし』たちのゴールは、ネガティブなコミュニーケーションによって、社会的なカオスを引き起こすことだ。この事実をネットユーザーが学べば、荒らしに対してもっと洗練された対応ができるだろう」

  出典 ネットを炎上させる“荒らし”は全体の0.47%。さらに「悪の4人格」を兼ね備えた異形の者だった | ハーバービジネスオンライン | ページ 3

ダークテトラッドの目標は、正義でも建設的な議論でもなく、あくまで他人の苦しみを引き出すこと。怒りや悲しみといったネガティブな感情こそが、彼らの欲望を育てるエサなのです。

 つまり、自分の感情が少しでもゆれ動く姿を見せた時点で、向こう側の思うツボ。反応さえ見せなければ、ほどなくダークテトラッドは次の狩り場へ向かっていきます。その意味で、「荒らしはスルーが一番」という有名なフレーズは、科学的にも大正解だと言えましょう。

  出典 ネットを炎上させる“荒らし”は全体の0.47%。さらに「悪の4人格」を兼ね備えた異形の者だった | ハーバービジネスオンライン | ページ 3



 それでも彼らに反撃したくなったときは、「この人たちは、他人を苦しめたい衝動に突き動かされているだけの可哀そうな人たちなんだな…」と思ってみてください。少しは優しい気持ちになれるんじゃないでしょうか。

  出典 ネットを炎上させる“荒らし”は全体の0.47%。さらに「悪の4人格」を兼ね備えた異形の者だった | ハーバービジネスオンライン | ページ 3

  出典 stone-roses.org

一連のTwitter炎上では、普通のTwitterユーザーがふざけて撮影・投稿した画像が原因で燃え上がります。有名どころではコンビニエンスストアの冷凍庫に入りました写真→炎上→店頭から商品撤去などです。

こうしたツイートが発見された場合、本当に短い時間で多くの人にRTされ、1万以上の人の目に触れることもまれではありません。 またそれに油をそそぐのが、匿名掲示板の「2ch」や、「まとめサイト」と呼ばれる存在、そして一部報道。

  出典 Twitter炎上に便乗する“悪質すぎる”炎上仕掛け人 - エキサイトニュース(1/2)

投稿者はネットユーザーによりその身辺が調査され、ネット上に個人情報がばらまかれたり、時として社会的処罰を実際にうけることもあります。

が、最近ではこうした炎上を利用した便乗愉快犯が登場し、問題となっているのをご存知でしょうか? 愉快犯は「釣り」と呼ばれる行為を行います。炎上させる話題をあえて投稿し、人々の注目を集め反応を見て楽しむことが目的のようです。

ただ、これまでの「釣り」であれば、騙された方もある程度は笑い事で済まされていた部分もありました。 しかし、ここ最近見られる愉快犯には特に悪質なものがあり、「釣り」では済まされない事態にまで発展しかけています。

つい最近その愉快犯が投稿し、炎上したのがこちらのツイート

  出典 Twitter炎上に便乗する“悪質すぎる”炎上仕掛け人 - エキサイトニュース(1/2)

既にアカウントは削除されていますが、サムネールに使用した写真は以前大大的に炎上した人のものを使用、そしてアカウントの文字列も似せて作られていました。要するに「なりすまし炎上」です。 そのため、以前炎上した人と同一と勘違いする人が続出、また一部まとめサイトでは以前の人物と関連づけ紹介しているため、誤解は更に広まっています。

  出典 Twitter炎上に便乗する“悪質すぎる”炎上仕掛け人 - エキサイトニュース(2/2)

ちなみにこの「赤ちゃんがタバコをくわえる」という写真は、多くの人に衝撃を与え、あっというまに8千程RTされました。中には「釣りだろう」と気づいた人も多かったようですが、それにしても他人になりすましての炎上は悪質すぎます。

また、この写真について少し調べてみたところ、転載元と思われる場所が見つかりませんでした。 こうした釣りの場合には、どこかの画像を勝手に盗用して行うケースが多く、そのため今回も同じ可能性が高いと考えられます。ただ、転載元が見つからない以上、オリジナルである可能性もぬぐいきれません。 そして、写真からも分かるよう、タバコをくわえさせられた赤ちゃんがいたというのは事実に違いなく、もし仮に炎上用に撮影されたものであれば強い憤りを感じます。

  出典 Twitter炎上に便乗する“悪質すぎる”炎上仕掛け人 - エキサイトニュース(2/2)

  出典 stone-roses.org

Twitter炎上は話題にもなりますし、心ある人にしてみればRTは善意からくる行為かもしれません。 ただ、中には、人を騙し、誰かに罪をなすりつけてまでやっている人物がいるのも事実。

問題になる話題や衝撃的写真が回ってきた時には、すぐ情報をRTせずその元となる人を調べてみる。また、愉快犯とわかった場合には、つけあがらせないためにも一切構わずスルーする。そうしたスキルがTwitterユーザーには今後必要なのかもしれません。

  出典 Twitter炎上に便乗する“悪質すぎる”炎上仕掛け人 - エキサイトニュース(2/2)

そもそも「炎上」とはいかなるものか。国際大学グローバル・コミュニケーション・センター(GLOCOM)主催の「炎上から見るネット世論の真実と未来」に登壇した山口氏によれば「ある人物や企業が発信した内容や行った行為について、ソーシャルメディア上に非難的なコメントが殺到する現象」と定義する。

 その発生の背景にあるのがネットの普及による「1億総発信時代」。インターネット利用人口は年々増加し、20代以下のソーシャル利用割合も50%超に達した。それに伴って、炎上事件が増加しており、現在は平均して1日1回以上は発生しているという。

  出典 ネットで「炎上に加担」しているのは「部長」だった 「ネット世論」はたった1.1%で構成|ビジネス+IT
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