湿疹、皮膚炎,…軟骨(ステロイド)の間違った塗り方では治らない!正しい塗り方とは?

湿疹やアトピー、皮膚炎など皮膚による症状は、症状が良くなってもまた悪化するなどなかなか治らないのが特徴です。また、外用剤として処方される塗り薬の塗り方が間違っていると、治るものも治らず、しかも痒くなってしまうという悪循環に陥ってしまいます。だからこそ正しい塗り方を覚えておく必要があります。

更新日 2017年12月08日

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 基本的なことですが、軟膏は「皮膚に直接のせてからのばす」こと!

 当たり前だと思っているかもしれませんが、分かっているようで分かっていない人が本当に多いのです。手のひらでのばしてから、べとべとになった手で湿疹のある部位をこすって、軟膏をつけた“つもりになっている”人がどんなに多いことか!

 最も分かりやすい例が、アトピー患者が子どもであるケース。お父さんやお母さんなど保護者の皆さんは、一生懸命、まず自分の手に軟膏をのばし、その手で子供さんの背中などにお薬をつけた“つもりになって”います。ところがこれでは、お父さんやお母さんの手ばかりがピカピカになって、患者である子どもの皮膚は全然きれいにならないのです。笑い話のようですが、実際、よくあることです。

  出典 軟膏は直接皮膚にのせてからのばす、皮膚にすりこまない - 日経トレンディネット

そうならないように「軟膏は直接皮膚にのせてからのばす」ことを忘れないでくださいね。

 また、軟膏は決してすりこまないこと。優しくのばすだけにしましょう。軟膏は皮膚に十分量ついていれば、すりこまなくてもちゃんと中に入っていきます。皮膚(表皮)は1mmもないので、すりこんでしまうと、軟膏をぬっているつもりがこすっていることと変わらなくなり、改善しません。

  出典 軟膏は直接皮膚にのせてからのばす、皮膚にすりこまない - 日経トレンディネット

 塗る量はどのくらいかということですが、日本皮膚科学会アトピー性皮膚炎診療ガイドラインには「1FTU(人差し指の指先から第一関節までの軟膏量)は大人の手のひら2枚分」と書かれていますが、これはまた、とても分かりにくいですね。いちいち、軟膏をチューブから出して人差し指のここまでだから……などと考えながら塗っていたら日が暮れてしまいそうです。

 そこで、いつも外来では、塗った後に「指で触ると皮膚がねちゃっと吸いつく感じ」と話しています。ティッシュを乗せるとティッシュがくっつくくらい、と書くと伝わるでしょうか?

  出典 軟膏は直接皮膚にのせてからのばす、皮膚にすりこまない - 日経トレンディネット

  出典 stone-roses.org

間違っていた塗り方ですが、貧乏性なので化粧水を使うときのように、よく効くように、よく染み込むようにと思って、ゴシゴシ手とか指にすり込んでいたのです。塗って直ぐは、かゆみは収まるのですが、一生懸命こすっている分だけあとでかゆくなっていたようです。図をご覧下さい。図の下(○)が正しい塗り方です。

  出典 中日新聞プラス

  出典 stone-roses.org

  出典 stone-roses.org

  出典 stone-roses.org

皮膚炎に軟膏を塗る場合は、すり込むとそれが刺激になって痛みや赤みが強くなることがあります。また、肝心の炎症部位の軟膏塗布量が少なくなってしまいます。乗せるようなイメージで厚めに塗ると良いとされています。

薬局でご婦人の方のお話を伺うと結構、すり込んだ方が良いと勘違いされておられる方が多いようです。ステロイド軟膏は皮膚を通り抜け易い性質がありますので、親の敵のようにすり込まなくても自然に染み込んでいき良くききます。

  出典 中日新聞

かゆみが収まってくると、思わず自分で掻いてしまう(例えば寝ているときに掻いてしまう)ことが無くなるので、皮膚が傷つかなくなり炎症が治まり、そうすると余計かゆみが収まり、掻くことがもっと少なくなり…というふうに、良い方向に症状が向いて、ステロイド軟膏から保湿剤に切換えがすすみ順調に治っていきます。

ご婦人の方が、とにかく、すり込んでしまいがちになるお気持ちはわかりますが、物には限度というものがありますので…

  出典 中日新聞プラス


ステロイド軟膏には抗炎症作用という、皮膚の炎症(赤みやかゆみ)を抑える働きがあり、アトピー性皮膚炎などに使われます。ステロイド軟膏の副作用は殆ど塗った局所に起こります。私の母の例だと、皮膚萎縮(皮膚がやや薄くなる)という副作用が出ていて指の関節の皮膚が切れてしまっていた訳です。これは、可逆性でステロイド軟膏を減量していくと回復します。

  出典 中日新聞プラス

  出典 stone-roses.org

ステロイドを塗ると痒みが増したり、皮膚炎が悪化したりする原因として、最も可能性が高いのは

接触性皮膚炎(かぶれ)

です。

ステロイド外用薬に含まれる成分が皮膚に合わず、皮膚に「かぶれ」が生じてしまっているということです。

かぶれの程度にもよりますが、酷ければ目に見える皮膚炎になりますし、

軽くても「なんだか痒いな・・・」といった状態になってしまいます。

  出典 ステロイド塗り薬を顔に塗ると痒くなる理由と有効な対処法

かぶれてしまうのは、ステロイド外用薬の主成分である副腎皮質ホルモンがその原因である場合もありますが、

主成分以外の成分(基剤・添加物)がその原因であることもあります。

皮膚炎や痒みを抑えるためのステロイド外用薬なのに、塗ることで逆に痒みが増したりすることもあるのです。

  出典 ステロイド塗り薬を顔に塗ると痒くなる理由と有効な対処法

ステロイドを塗ると逆に痒くなる原因は、多くの場合接触性皮膚炎(かぶれ)による皮膚炎や痒みの増長です。

ですから、そのステロイド外用薬の製品をそのまま使用しては、アトピー性皮膚炎は悪化してしまいます。

  出典 ステロイド塗り薬を顔に塗ると痒くなる理由と有効な対処法

ステロイド外用薬の主成分(副腎皮質ホルモン)自体が接触性皮膚炎の原因になっている場合には、主成分の異なるステロイド外用薬を使ってみる、ステロイドではないお薬(タクロリムス軟膏など)を代替薬として使う、などの対処法が考えられます。

一方、主成分以外の基剤や添加物が接触性皮膚炎の原因である場合、主成分は同じでも基剤が異なるステロイド外用薬を使うことで、痒みが起こらなくなる可能性が高いです。

例えば、軟膏タイプのステロイドでは痒みが起こっても、クリームやローションタイプでは塗っても痒みが起こらないというケースもあります。

軟膏・クリーム・ローションでは、その基剤が異なるからです。

  出典 ステロイド塗り薬を顔に塗ると痒くなる理由と有効な対処法

ステロイド外用薬や保湿剤では目安としてFTU(フィンガーチップユニット)を使います。軟膏の場合、FTUは大人の人差し指の一番先から第1関節に乗る量で、約0.5gに相当します(チューブの穴の直径が5mm程度の場合)。

これを1FTUと呼び、大人の手のひら2枚分くらいの面積に塗ることができます(体表面積の約2%)。
ローションの場合は、1円玉大が1FTUとなります。

FTUを目安に、自己判断で増減せずに常に医師に指示された量を塗るようにしてください。

  出典 外用薬の上手な使い方|あなたにあったアトピー性皮膚炎治療を。|マルホ株式会社



免疫抑制外用薬は1回に塗る量の上限が決められています。

成人の場合は、0.1%を1日1~2回、1回5gまでとなっています。

小児の場合は、0.03%小児用を1日1~2回、1回5gまで(年齢によって減量)となっています。

  出典 外用薬の上手な使い方|あなたにあったアトピー性皮膚炎治療を。|マルホ株式会社

•手をきれいに洗ってから塗ります。
(塗り終わった後の指先は拭く、洗うなどして薬剤が残らないようにしましょう)

•ゴシゴシ強くすりこむと、皮膚を傷つけバリア機能を低下させることになります。やさしく塗り広げましょう。また、皮膚炎のある部位にだけ塗りましょう。

•ステロイド外用薬や免疫抑制外用薬とともに保湿剤を塗ることで乾燥を防ぎ、皮膚を保護することができます。

•手のひらや足の裏などの皮膚が厚い部位では、入浴直後の皮膚が柔らかくなっている時に塗ると薬の吸収が良くなり、効果的です。

  出典 外用薬の上手な使い方|あなたにあったアトピー性皮膚炎治療を。|マルホ株式会社
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