家庭崩壊や夫婦間の喧嘩が絶えないなどの理由から離婚を選択し、晴れて自由の身になってみたものの、子供にも合えず孤独や寂しさから離婚後は、今後の生活に不安を抱える人は少なくないようです。普段の生活の積み重ねが招いた結果だと言えますが、反面教師として参考にできる部分は多いようです。
更新日 2017年04月13日
合計 822pv
大阪府に住む50代の男性は、死後3週間で床に突っ伏した状態で、近隣住民からの通報で発見された。20代前半で結婚し、妻、娘とともに家庭生活を送っていたが、40代半ばで離婚してからは妻子とは疎遠に。その最期は、もがくような姿で亡くなっていた。部屋には小豆のようなハエのサナギが床一面に散らばり、蛆が這い回る、あまりにも無残な状態だった。変わり果てた父親の末路に、遺体確認にきた娘は絶句していたという。そうした離婚男性の孤独死が近年多発していると、大阪で特殊清掃を営むダイウンの山本直嵩氏は証言する。
「離婚した男性は、引け目を感じてか、子供や元妻と連絡を取らなくなることが多い。自分の様子を心配してくれる人もおらず、万が一死ねば誰にも見つかることなく、遺体の腐敗は進行。遺族にも迷惑を掛けるケースが多いですね」
山本氏の現場では、孤独死のほとんどが離婚後、単身生活を余儀なくされた中年男性だという。彼らに共通しているのが、食生活の乱れと推察される現場の様子だ。
「例えば、カップ麺の空容器に汁が入ったまま大量に残されていたり、コンビニのお弁当が食べかけで床に投げ捨ててある。まるで、部屋がゴミ箱みたいな様子ですね。コンビニのチキンの骨が部屋の中に大量にあり、その骨に埋もれるように亡くなった人もいます」
離婚というと若い世代を思い浮かべる人がいるかもしれないが、なにも若い人に限った話ではない。6月4日の読売新聞の人生案内に、60代で熟年離婚した男性の相談が掲載され、ネット上で話題になっている。
相談者の男性は自身の定年退職と娘の大学卒業を機に離婚。現在男性は家を出てひとり暮らしをしているが、妻に引き取られた娘とは連絡が取れないほか、趣味もなく「夢も希望もなく、漠然とした不安を抱えています」と寂しい心の内を明かしている。
離婚に至るまで相談者の男性が置かれていた状況は悲惨だ。「妻とは仲が悪く、10年以上、口を利いておらず、食事は一人で、風呂とトイレ以外は自室を出ることもありませんでした」。さらに、家族からは家の改築や娘の進路についても一切相談はなく、事後に請求だけが来たといい、もはや家庭は崩壊していたようだ。
離婚後は一人暮らしで古い借家に住み、年金とアルバイトの給料で生計を立てている。しかし、娘の教育ローンの返済もあり、貯金はない。友人はおらず趣味もなく、無為に過ごしているようだ。
「寂しくてつまらなくて、深夜にインターネットのエッチな画像を見てしまいます。それだけが楽しみになってしまいました。このまま死んでいくのかと不安です」
この記事をあるツイッターユーザーが投稿すると、約2000件リツイートされた。男性の自業自得だとするコメントも少なくない。
「これから結婚する身としては、これまでなんら改善策を打たず、先延ばしにして家庭の崩壊を見守ってきただけだと思いたくなる」
「『妻の側についた娘』という言いぐさがすべてを物語っている。こうなるまでの普段の生活の積み重ねでこうなったんでしょうねえ」
一方で、教育ローンに関しては同情する声も一部ある。「ここまで妻と娘に裏切られたら、娘の教育ローンを払い続ける義務はないのではないか」というのだ。確かに、ずっと家庭内で孤立しているにもかかわらず、生活費と教育ローンはきっちり支払ってきて離婚に至った男性のには同情できる。
厚生労働省が発表した「人口動態統計の年間推計(2015年)」によれば、日本の離婚率は1.77。婚姻率は5.1であることから、およそ3組に1組の夫婦が離婚していることになる。
同居期間20年以上の離婚(熟年離婚)件数については、2015年の調査で約38,600件であり、前年比で増加している。そのため、
「結婚しないという幸せの形 奥さん子供がいなくても 趣味と友人と多少のお金のある 充実した生き方 それを模索してます」
など、男性の置かれた状況を見て、結婚生活に希望を抱けないという書き込みも見られた。
元記事では男性の相談に対し、作家の出久根達郎氏が回答した。同氏は「なぜ、そうなってしまったのか、ここはとっくりと考える必要があります」としたうえで、ノートにお世話になった人と面倒を見てやった人の名前と内容を書き込むことを提案。毎日続けてある程度書いた後に、どちらの方が書き込みが多いか比べてみる、という方法を紹介し、
「これだけで、ご自分のことがずいぶんとおわかりになるはず。その先どうするかは、自分で考えなくてはいけません」
と締めくくった。
子供が独り立ちしたあとの離婚でよく耳にするのが、孤独を感じる場面が増えるということです。
一人の食事や休日に予定がないときなどに、強い孤独を感じるといいます。
離婚後も子供が同居しているのであれば、さほど孤独感はないでしょう。
しかし、子供も独り立ちし、一人で生活をするという方は、会話をする相手がいないことに愕然とするといいます。
趣味もなく、友人も多くないという方はとくに、「離婚をしなければ、こんな孤独感を味わうことがなかった」と後悔する方が多いようです。
感情が不安定になる
前向きな気持ちで離婚したのに、なぜか「悲しい気持ち」や「罪悪感」が付きまとうパターンです。今まで生活を共にしてきたパートナーから離れるわけなので、一人になれば生活リズムも変わります。
ですから、気持ちをすぐにリセットできないのは当然と言えます。無理に前向きになろうとすると、逆にストレスの原因になるので、リラックスして、“自分のペースを取り戻す”ことが大切です。
知り合いが離れていく孤独感
離婚に対してマイナスな印象をもつ人もいます。例えば、夫婦共通の友人や知り合いなど、離婚後には関係が途絶えてしまうケースが多いようです。結婚生活が長ければ、その分だけ夫婦共通の知り合いが多くなるでしょう。
その結果、個人の付き合いが少ないことに気づき、離婚後に“孤独感”を味わい、気持ちが落ち込んでしまいます。SNSや出会い系の利用者に離婚者が多いことも、それに関係しているのではないでしょうか。
面倒な手続きが多くなってネガティブになる
慰謝料の問題や養育費、財産を分けたり法的な契約書に目を通したりと、何かと離婚に関する手続きが多くなり気分が落ち込むパターンです。
話し合いがこじれたり、手続きを(元)夫婦だけでしてしまったりすると、法的に認められず後々トラブルになるケースもあります。そうなると、さらにネガティブの原因となってしまうので、面倒でも専門家に相談して正確に手続きを終わらせることが肝心です。
まずは、ネガティブな感情は抑えて、できるだけスムーズに手続きを終わらせて新しい生活の準備をしましょう。
恋愛しても物足りない
寂しさを紛らわすために、急いで恋愛に踏み込むパターンです。これは、前向きになる方法として良いと思われがちですが、気持ちのリセットどころか、逆効果になることもあります。
新しい生活も落ち着いていないのに気分を紛らわすために恋愛すると、かえって“虚しさ”におそわれることもあります。気持ちが落ち着いていないのが原因です。
極端に言ってしまえば、離婚後に慌てて恋愛しても、充実感を得ることは難しいわけです。せめて、ある程度 気持ちが落ち着くまでは、趣味や仕事に集中したほうが気持ちのリセットには効果的です。
結婚生活では夫の顔色をうかがいながら過ごしていたものの、一人になれば自分のペースで過ごすことになります。子供が幼ければ仕事と子育ての両立で一日が早く過ぎるでしょうが、一人の時間が多くなると自然と寂しくなるものです。
これは、“存在感”の問題です。配偶者という存在が急にいなくなるわけですから、ぎこちなく感じても仕方ないことです。
私は今年、協議離婚をしました。私が唯一、世の中と繋がっていた家族を取り上げられてしまったのです。時はまだ寒さが肌身に凍みる1月の事でした。
元は、家族4人で住んでいた市営住宅から私一人が追い出されて、家賃が3万円という洗濯機も設置する場所もなく、システムバス付きのボロアパートに追いやられました。
精神病院に入退院を三回ほど繰り返し、私の回りにいた友人や知人は、皆次々と疎遠になりました。おまけに精神病院だからだと思われますが、入院中に誰一人として面会に訪れてくれる人もなく、人間社会に躓いた人達の中で私はとても孤独を感じていました。
私には何が正常で何が異常なのかが、さっぱり解らないのです。病名「リタリン中毒」(中枢神経興奮剤)と言うことで、このリタリンという薬は化学式が極めて覚醒剤に近いと言われ、合法的覚醒剤とも呼ばれている薬です。
しかしこの薬は違法ではなく、医師の処方箋があれば薬局で容易に入手できるものなのです。私が定められた処方量以上に服用してしまったのが発端で、「リタリン中毒」というレッテルを貼られてしまい強制入院させられました。
病院側の治療方法としては、徐々にリタリンの服用数を減らしていくという全く持って低レベルの治療法でした。
私は病院のベッドでもがき苦しみ、のたうち回る程の(決してリタリンの禁断症状ではなく、飲まなくても本物の覚醒剤のように幻覚が見えたり、幻聴が聞こえたり、そんな症状は全く無いのですが)苦痛を味わいました。
私が苦しんだ大きな理由は、厳重に鍵のかかった閉鎖病棟。窓には鉄格子、人間として扱いさえも受けることが出来ず、社会から完全に隔離されたその事実にベッドの中で枕を濡らした夜も少なくありません。
私の苦悩が十個あるとすれば、その一個でも他人様に譲ったならば、おそらくその方はきっと発狂するか、自殺する事になるでしょう。それ程までに人間として生きる事に狼狽していました。
「シングルマザー」という偏見に晒される
近年では離婚する夫婦が増え、シングルマザーに対する世間の印象も変わってきました。
それでもなお「シングルマザー」という偏見に晒され、仕事や生活の面で苦しい経験や悔しい思いをする人が少なくありません。
とくに、年配の人たちからの厳しい言動に、心を痛めることが多いようです。
実の親と敵対する
実の親にとって、娘が離婚するということは、かわいい孫から父親を奪ったという解釈をするケースがあります。その場合、「孫の幸せ」を中心に考えていた実の親と敵対してしまい、後悔することがあります。
子育てをしながら働きたいシングルマザーにとって、一番の味方を失うことになります。
合計 699024 PV
合計 430474 PV
合計 507800 PV
合計 513018 PV
合計 250295 PV
合計 175934 PV
合計 165899 PV
合計 11914 PV
合計 128948 PV
合計 52969 PV
合計 40748 PV
合計 119942 PV
合計 4615 PV
合計 132006 PV
合計 17185 PV
合計 1016 PV
合計 222347 PV
合計 381989 PV
合計 143995 PV
合計 19018 PV