【閲覧注意】世界凶悪の麻薬組織メキシコ麻薬カルテルの実態!

メキシコの麻薬組織の実態についてまとめました。警察も逃げ出す程ガチでヤバい軍団です!メキシコ旅行の際は十分ご注意ください。
最後までご覧になると面白い情報を公開してますのでよかったら最後までご覧下さい。

更新日 2017年11月19日

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大人のADまとめ

  出典 stone-roses.org

メキシコはその地理的な理由から麻薬の中継地点として栄え、その膨大な利権を巡り、麻薬カルテル同士の抗争、警察との衝突が頻発している。政治家・警察官の買収、そして殺人にレイプ…その悪行は枚挙にいとまがない。敵対勢力を潰すために、見せしめ的殺人が横行し、その残虐性は目を覆いたくなるほど……。今回は麻薬カルテルの起こした残虐行為を5つご紹介しよう。


1. ヒューゴ誘拐事件

 麻薬カルテルにとって、敵対する組織に脅威を与えるのは重要なこととなる。2010年1月2日、マリファナ栽培で有名なメキシコ北東部のソノラ州で、26歳のヒューゴ・ヘルナンデスが誘拐された。一週間後、彼の遺体は隣のシナロア州ロスモチスの路上で、プラスチックのコンテナに入った状態で見つかることとなる。遺体は都合7つの部位に分断され、第一に胴体部分、その後、足、腕、頭部が発見された。さらに一週間後、彼の顔面の皮膚が縫い付けられたサッカーボールが市役所内で発見される。ボールが入っていたビニール袋には「ハッピーニューイヤー!これが最後の新年だろうがな」と書かれていた。


2. アカプルコ生首事件

 首都のメキシコシティから南西に300キロ、太平洋に面し、人口の十倍近い観光客が訪れるビーチリゾート、アカプルコが恐怖に包まれた。2011年1月15日、頭のない死体がショッピングモール付近で発見される。現場の残されたメモには、メキシコ国内最大の麻薬カルテル、シナロア・カルテルの最高幹部ホアキン・グスマンの犯行であることがほのめかされていた。その後、付近の小学校から袋詰めにされた生首が発見された。麻薬カルテルは、教師各自に給料の半分を上納するように要求していたという。


3. モンテレイカジノ襲撃事件

 2011年8月25日 最も凶悪な麻薬カルテルとされるロス・セタスのメンバーが乗った武装車がメキシコ第二の都市、モンテレイにあるカジノを襲撃。銃撃を加えた後、大量のガソリンを撒き放火、カジノは炎に包まれた。公式に死亡者は52人と発表されたが、さらに多くの犠牲者が出たといわれている。犠牲者の大部分は逃げ遅れた女性であった。後に数人のメンバーが逮捕されたが、「誰も殺すつもりはなかった。カジノのオーナーが上納金の支払いを拒んだため、単に脅しのつもりでやったんだ」と語ったという。


4. プエブラ石油パイプライン爆発事件

 麻薬カルテルは麻薬の売買の他、石油の抜き取りにより莫大な収入を得ており、メキシコの国営石油会社ぺメックスは、年間の被害額は数百億円に上るとの見解を示している。2010年12月20日、ロス・セタスのメンバーが、石油を抜き取る目的でメキシコ中部のプエブラ州テクスメルカンを通る、超高圧パイプラインに穴を開けたところ石油が噴出、石油は市内に流れ込み引火し、街は火の海に包まれた。当局は27人が死亡、52人が負傷し、数百人が避難を余儀なくされたと発表。爆発はすさまじく、強烈な地響きを発生させ、爆風により半径3キロメートルにあった家屋の窓ガラスが割れ、車が炎上したりした。火災は30キロ以上離れた州都プエプラからも確認されたそうだ。

5. ロス・セタス・カルテルとシナロア・カルテルとロスの抗争

「メキシコで最も危険な麻薬カルテル」とアメリカ政府が名指しした、ロス・セタス・カルテルとシナロア・カルテルとの抗争は血塗られた遺産を残した…。事件は2012年4月17日、メキシコ北東部ヌエボ・レオン州で起こる。ロス・セタスのメンバーと思われる男性が、細かく切断された状態で停車中のバンから発見された。犯行は、シナロアの傘下ジャリスコ・カルテルが行ったものであったため、ロス・セタスはこれに報復。数週間で23人を殺害、内9人の遺体を見せしめのため橋の上から吊るした。その後も、合計14人を殺害し、その頭部はクーラーボックスに詰め込まれた状態で見つかる。この事件を批判的に書いた地元新聞は攻撃の標的となり、銃撃が加えられた後、手榴弾が投げ込まれることとなった。



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こちら、メキシコの麻薬カルテルと戦う自警団に参加しているお婆さんの写真です。

しっかりお化粧していて服もオシャレ。しかし手にしているのはAK-47ライフル。

格好良くもあり恐ろしくもある、メキシコの武装お婆ちゃんに対する海外の反応です。



old lady part of Mexico's Female Vigilante Squads. Yes, she is fighting cartels. - Imgur



・婆ちゃんマジ怖え!こりゃぁ麻薬カルテルはもっと恐怖を感じてるだろうさ!



・なんて素晴らしいんだろう。共に戦いたいよ。

・完全に尊敬に値するね。



・婆ちゃんはAKを持ち、その使い方も知っている。



・同時に、彼女はとてもファッショナブルだね!

・ファッショニスタ!(おしゃれに敏感な人)



・「坊やたち。お婆ちゃんがお話してあげますからね」

・これはww

・(銃声:ズギューン)「クソッタレな話をしてやろうかね!」



・後ろの男は何してんだ?逮捕されているみたいに見える。



・彼女の編み物には銃弾が編み込まれているだろう。



・この写真の中で、本当の武器はAK-47なんかじゃない。
 彼女が履いているサンダルさ。

・wwwww

・これマジな話。メキシコ人母ちゃんのサンダル技の練度は凄いぜ。

・ヒスパニック系として言わせてもらえば、そのコメントは真実だね。



・彼女は文字通り、「失うものは何もない」んだろうね。なんてロックなんだ。

・失うものがないだって?彼女が死んだら悲しむ愛する家族たちがいるだろうに。

・うん。それで彼女がカルテルを滅ぼしたら、愛する家族にメリットがあるよね。

・自警団に入る人たちはだいたい、家族の一員を失った人だったりするよ。



・極秘情報:なお、銃撃戦で死亡したカルテルメンバーの口内には、焼きたてのクッキーが詰め込まれていた。

・「マフィン殺人事件」とかね。



・彼女のAKはスカーフ同様美しく見える。



・これってクエンティン・タランティーノ映画の冒頭の一部かい?



・このお婆ちゃん、大きな悪いオオカミだって余裕で撃ち殺すだろうね。


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【1月2日 AFP】麻薬王といわれる人々の中には、これ見よがしの派手なライフスタイルを文字通り墓場まで持ち込む者たちがいる。メキシコのある墓地には防弾ガラスに守られ、エアコンが利いた居間を備えた2階建ての霊廟(れいびょう)が立ち並んでいる。

 メキシコ政府が軍を動員した麻薬戦争を開始してから、2016年12月で10年が経った。この麻薬戦争で殺害された人々は数万人に上るが、多くは葬儀も行われないまま集団墓地に葬られたり、遺体を路上に放置されたり橋からつるされたりしている。しかし、現在服役中の麻薬王「エル・チャポ(El Chapo)」ことホアキン・グスマン(Joaquin Guzman)受刑者のとりでである北西部シナロア(Sinaloa)州の大物密売人たちは、もっと威厳を保ったまま、州都クリアカン(Culiacan)にあるハルディネス・デル・ウマヤ(Jardines del Humaya)墓地に眠っている。

 白い円柱を備えたチャペルのような霊廟には、天使を描いたステンドガラスがはられ、屋根にはイエス・キリスト像が立っている。現代風のマンションに似せた造りの墓もある。ガラスの扉を抜け、ガラスの階段を上がると、2階部分は参拝者が腰をかけられるベンチが備わったリビングルームになっている。クリスマスツリーが飾られた墓もあった。

 また別の墓には、エル・チャポが率いていた麻薬密売組織「シナロア・カルテル(Sinaloa Cartel)」の狙撃手が葬られていると記されていた。扉は防弾ガラス、廟のドームのてっぺんの十字架は暗くなるとライトアップされ、入り口を防犯カメラが見張っていた。内部では4本の小剣が、ガラスケースに収まっていた。日が暮れ始めると、いくつかの墓の外には自動的に明かりがついた。多くの墓には警報システムがついている。要塞のような塔もあれば、ファンが回る屋上テラス付きの墓もあった。

 ほとんどの墓の壁には、そこに葬られている者の巨大な写真や肖像画が飾られている。中には20代や30代の若さに見えるものもある。しかし、それらの多くに個人を特定できる名前は書かれていない。

 これらの墓は「彼らがもっていた力を表したものであり、どんな人間もが生来もっている不死への欲求を表したものでもある」と言うのは、「ナルコ・カルチャー」(麻薬文化)の研究者で、シナロア自治大学(Autonomous University of Sinaloa)の哲学教授フアン・カルロス・アヤラ(Juan Carlos Ayala)氏だ。「それから、生き延びた者たちに、墓の中の男が大物だったことを示す意味合いもある」

 今も新しい霊廟が次々と建てられ、麻薬密売界の大物たちが銃弾に倒れるのを待っている。アヤラ教授によれば、中には建造費29万ドル(約3400万円)に上るものもある。
■宗教と絡み合うナルコ・カルチャー

 豪華な墓は、過去10年の間に広まったナルコ・カルチャーの象徴の一つとして、音楽やテレビ番組、映画やファッションにも影響を与えてきた地下世界の宗教的側面をあらわにした。「麻薬密売はコミュニティーの中で伝統的な文化にまで浸透しており、今やどこまでがそれで、どこからが違うのか見分けがつかないほどだ」と言う。2016年11月には子どもへの影響を懸念して、テレビのゴールデンタイムに「麻薬絡みの連続ドラマ」を放映させないようにしようと国会議員が動いたこともあった。

 ナルコ・カルチャーは宗教とも複雑に絡み合っている。犯罪者だけでなくメキシコ人の多くが「サンタ・ムエルテ(Santa Muerte)」と呼ばれる骸骨の聖人を信仰している。この聖人はローマ・カトリック教会からは異端として否定されたが、今も米国などで信仰者を獲得している。

 他にも民間信仰の聖人にヘスス・マルベルデ(Jesus Malverde)がある。言い伝えによるとこの人物は1909年にクリアカンで絞首刑になるまで、金持ちから盗んだものを貧乏人に与えるロビン・フッド(Robin Hood)風の無法者だった。

 米バージニア・コモンウェルス大学(Virginia Commonwealth University)の宗教学教授、アンドリュー・チェスナット(Andrew Chesnut)氏はこう説明する。「ナルコ・カルチャーには強い宗教的要素がある。神秘的な力による守護を必要とするのは誰かと言えば、それはいつ何時でも敵対する組織や警察の銃弾に倒れる可能性がある密売人たちだからだ」(c)AFP/Laurent THOMET


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ホンジュラスの闇

今回、殺害されたミス・ホンジュラスだが、ホンジュラスは近年治安の悪化が問題になっており、世界一治安の悪い都市の1位になっているのはホンジュラスのサン・ペドロ・スーラ。ここは首都に次ぐ第二の都市であり、経済の中心でもある。



ホンジュラスは、隣国が内戦のときも政権が安定した珍しい国だったが、2009年にクーデターを経験し、今では治安が一層悪化する事態になっている。その背景にはやはり麻薬という闇が潜んでいる。



ホンジュラスは北米への麻薬の中間地点であり、コロンビア産のコカインの80%はホンジュラスを経由すると言われている。また、メキシコに近いということもあって、メキシコの麻薬カルテルの人間が流入し、アジトまで発見された。そうなると麻薬関係の抗争も起こる。



そして、麻薬だけではなく、高い失業率や貧困、汚職、国家は頼りないという、いつ無政府状態になってもおかしくない状況に陥っている。



美女と麻薬

男は金と権力を手に入れたら、次は女というのが相場として決まっているものだ。それも美女と。

2012年メキシコのミスコンテストで優勝したミス・シナロアのマリア・スサナ・フロレス・ガメスさんは麻薬カルテルと警察の銃撃戦に巻き込まれて亡くなった。彼女はボーイフレンドの車から出るとき銃を手にして出てきた。「人間の盾」にされた可能性が高いという。



このボーイフレンドは今年逮捕された麻薬王ホアキン・グズマンの麻薬カルテルに所属していた。



女は危険な男に惹かれるわけではなく、ブランド品や宝石に目がくらんでしまう。中南米は貧困が問題になっているため、金に目がくらんで麻薬カルテルのメンバーと付き合うものもいる。



2008年には同じミス・シナロアのラウラ・スニガという女性は麻薬密売人と一緒に逮捕された。そのとき車内には不法所持のライフルと現金53000ドルと大量の携帯電話があり、有罪の証拠が見つからなかったために、彼女は釈放された。



麻薬カルテルに利用される美女

「コカインの女王」と言われ、麻薬密輸のための女性グループを率いていたコロンビアの元モデルのアンジ・バレンシア。彼女はメキシコの麻薬カルテルの元妻だった。そして、ファッションショーに出演する女性に声をかけては、麻薬カルテルに誘っていた。



これ以外にも「太平洋の女王」サンドラ・アヴィータ・ベルトランはコカインの密輸に失敗したが、証拠不十分で無罪になった。



美しさが命を縮める

しかし、麻薬カルテルと関わるということは命を危険にさらすということでもある。

麻薬の運び屋として利用され、縄張り争いに巻き込まれ、敵対する組織に殺される危険は常にある。



麻薬カルテルの手荒な話はしばしば聞くが、誘拐しレイプビデオを撮影する、スナッフビデオを作るという話は絶えない。

また、カルテルの愛人を断ったために殺される、家族を人質にとられるということもある。

今回のミス・ホンジュラスが殺された動機は嫉妬ではなく、このような闇が背景にあったかもしれない。


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【州内では月間平均108人が殺害】
メキシコでは、カルデロン前大統領のもとで麻薬組織との間で「麻薬戦争」が強行され多大な犠牲者を出しました。
ペニャニエト政権に代わって、そのあたりはどうなったのでしょうか?

本題に入る前に、昨年後半に目にした記事をいくつかピックアップします。
最初は、まるでハリウッドのマフィア映画の暗殺シーンを彷彿とさせるものがあります。

****ピエロに扮した暗殺者がメキシコ麻薬密売組織「ティファナ・カルテル」のボスを殺害****
10月18日金曜日、メキシコで最も悪名高い麻薬密売組織のひとつである「ティファナ・カルテル」のキングピンが、メキシコの高級リゾート地ロス・カボスにて、家族でパーティを楽しんでいたところ、ピエロに扮していた暗殺者に、子供たちの目の前で、いきなり銃で頭と胸を撃ちぬかれて殺害された。

暗殺者は現場から逃走。警察関係者によると、殺害者はピエロのカツラと赤い鼻をつけていたという。(後略)【2013年10月20日 JAPA+LA MAGAZINE】
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次は、アメリカへの密売ルートをめぐる縄張り争いで麻薬カルテル「セタス」と抗争している麻薬カルテル「ガルフ」の構成員逮捕のニュース。

****79人殺害容疑で20歳男逮捕、麻薬組織の構成員 メキシコ****
キシコ北東部ヌエボレオン州モンテレイの警察は26日までに、計79人の殺害に関与したとみられる麻薬密輸組織構成員の20歳男を逮捕したと発表した。

捕まったのはフアン・パブロ・バスケス容疑者で、取り調べで45人の殺害を自供。2011年から今年の間に起きた別の34人の殺害にも絡んでいるとみている。

同容疑者に殺されたのは、対立組織のメンバー、警官、ストリッパーや犯行現場に居合わせた無関係の住民らとなっている。(後略)【2013年10月26日 CNN】
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さすがに、同容疑者自身が79人全員を自ら射殺したわけではなく、見届け役などとしても加わっていたとのことです。

バスケス容疑者云々より、“ヌエボレオン州では麻薬カルテル間の衝突がやまず、州内では月間平均108人が殺されている。州都モンテレイでは今年これまで223人が殺害された。”【同上】ということの方が問題です

次は、密輸に使用する「スーパートンネル」の話題。
密輸トンネルと言えば、パレスチナ・ガザ地区を連想しますが、さすがにアメリカになるとトンネルもりっぱになるようです。

****米メキシコ国境で麻薬密輸用「スーパートンネル」発見、全長500メートル****
米カリフォルニア州サンディエゴとメキシコ北部の都市ティファナを結ぶ、麻薬密輸を目的とした全長およそ500メートルの精巧な「スーパートンネル」が見つかった。両国当局が10月31日に発表した。

米入国・税関管理局(ICE)の国土安全保障調査部(HSI)によると、トンネルは平均で地下10メートルの深さにジグザグに掘られ、内部は高さ約1.2メートル、幅約1メートル。出入り口には油圧式の鉄製ドアが設置されていたという。

掘られてまだ間もないとみられるが、麻薬の運搬を目的とした電動トロッコや空調設備も整っていた。当局は3人を逮捕し、コカイン約150キロとマリフアナ8トン超を押収したという。

米国とメキシコの国境地帯で「スーパートンネル」と呼ばれる精巧な越境トンネルが発見されるのは、2011年以降これが3例目。当局では、取り締まり強化で麻薬密輸組織の焦りが増していることの表れだとの見方を示している。【2013年11月1日 AFP】
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本当に“取り締まり強化で麻薬密輸組織の焦りが増していることの表れ”かどうかは知りません。

最後に、メキシコの刑務所の大半を受刑者が仕切っている話題。
TVドラマ「プリズン ブレイク」のような世界です。これではいくら逮捕してもきりがないようにも思えます。

****刑務所の大半は受刑者の「支配下」メキシコ****
メキシコの国家人権委員会は19日に発表した年次報告で、同国の刑務所全般で暴力が多発しており、また刑務所の大半を受刑者が仕切っていると警告した。

同委員会によると、2012年、同国にある受刑者数の多い101の刑務所のうち65か所が受刑者の支配下にあり、そうした刑務所の割合は前年から4.3%増加した。

また刑務所内で起きた暴動、乱闘、脱獄、殺人などの件数も昨年増え、発生した暴力沙汰は73件、154人が死亡、103人が負傷した。また261人が脱獄した。

49の刑務所には、受刑者たちの「特権区域」があり、禁止薬物や禁止物質の持ち込みや使用、売春などが野放しになっているという。

また少なくとも52の刑務所が過密状態だった。委員会が昨年訪問した刑務所には、全受刑者23万9089人の8割が収容されているが、同国の刑務所の本来の収容定員は19万4000人とされている。

メキシコでは前週も、北東部タマウリパス(Tamaulipas)州の刑務所で受刑者6人が殺害され、その数日後には同じ刑務所から7人が脱獄している。

また過去最大規模の脱獄としては、北部コアウイラ(Coahuila)州の米国境に近い町ピエドラス・ネグラス(Piedras Negras)で受刑者132人が脱獄した例がある。【2013年11月20日 AFP】
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【麻薬カルテル、自警団、軍 三つ巴の混乱】
今日の本題は「自警団」

“メキシコのカルデロン前政権は2006年末、米国の援助を受けて、巨大化した麻薬犯罪組織に対する掃討作戦を開始したが、組織抗争が激化し、現在までに推計7万〜11万人が殺害される「麻薬戦争」状況に陥った。

昨年12月に発足したペニャニエト政権は、武力中心の麻薬犯罪組織掃討から一般犯罪の取り締まりに治安対策の主軸を移し、メキシコ警察・軍と米国捜査機関との情報交換の窓口も中央政府に一本化した。
このため米国側で懸念が高まっていた。”【2013年05月04日 毎日】

メキシコでは、麻薬ギャングは一部の人々の間では“現代のヒーロー”とみなされる風潮もあるようです。また、ギャング大物は地域の学校・病院・教会などに多額の寄付を行って、そうした風潮を作り出しています。

しかし当然ながら、7万〜11万人が殺害されるような状況に憤る人々も多数存在します。
当然、殺人以外にも、誘拐やゆすりなど、その犯罪は多岐にわたります。
彼らの批判は、事態を改善できない政府・治安当局・軍部へも向けられ、結局自分たちで守るしかない・・・との考えを生んでいます。

そうしたことで、現在メキシコでは麻薬組織に対抗する「自警団」が各地で組織されています。

“犯罪に対し人々が立ち上がった”と言えば聞こえがいいですが、法的な手続きを無視し、曖昧な根拠で“私刑”的な報復にも至るという点では、新たな混乱を呼び起こすものとも言えます。

政府・治安当局は自警団の暴走を認めておらず、麻薬カルテル、自警団、治安当局の3者による三つ巴状態の混乱が広がりつつあるようです。

****自警団が麻薬カルテルから町を奪還、メキシコ****
メキシコ西部ミチョアカン州のヌエバ・イタリアで12日、激しい銃撃戦の末、自警団が麻薬カルテルから町を奪還した。

100台以上のピックアップトラックに乗り込んだ自警団のメンバー数百人は、ヌエバ・イタリアの町役場に到着した際、ここに拠点を構える麻薬カルテル「テンプル騎士団」と見られるグループから銃撃されたという。

ラ・ルアナの農業従事者で自警団リーダーのハイメ・オルティズさん(47)は「2か所から銃撃を受けた。銃撃戦は約1時間半続いた」と述べ、自警団員2人が負傷したことをAFPの取材で明らかにした。人けがないヌエバ・イタリアの一部歩道には流血の跡が生々しく残っていた。

同州では、武装自警団結成の動きが約1年ほど前から活発化しており、過去数週間に麻薬カルテルから州内複数の町を奪還している。

過去7年間に約7万7000人が死亡している同州での麻薬戦争は、約1年前に発足したエンリケ・ぺニャニエト大統領政権にとって大きな治安上の課題となっている。

ぺニャニエト大統領は、昨年5月に数千人の軍部隊や連邦警察を同州に派遣していたが、暴力事件を根絶することはできていない。

一方の自警団は、同州内のライムとアボガドの生産が盛んなティエラ・カリエンテと呼ばれる地域のテンプル騎士団が拠点としている人口約12万3000の町アパトシンガンを包囲したという。【1月14日 AFP】
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“100台以上のピックアップトラックに乗り込んだ自警団”・・・自警団という言葉より“民兵”という言葉の方がふさわしいかもしれません。

その自警団が包囲した麻薬カルテルの根拠地アパトシンガンでの市街戦の懸念に対し、軍が投入され、自警団を排除しつつ、町に突入・制圧したとのことです。

****メキシコ軍、自警団と衝突で死者 西部で治安作戦****
メキシコ軍は14日、暴力事件が多発する同国西部ミチョアカン州で治安回復作戦を実施し、麻薬カルテルの拠点となっていた都市を制圧するとともに、武装解除を拒否した各地の自警団と衝突した。

麻薬カルテル「テンプル騎士団」の拠点となっていたアパトシンガンには、メキシコ軍兵士と連邦警察官200人が突入。同市の警察官らを武装解除させた。

その数時間前には、同騎士団とここ1年にわたり戦ってきた自警団の掌握する各地の町に軍部隊が到着し、武装解除を拒否する自警団員らと衝突。

クアトロカミノスの自警団員によれば、自警団への武器の返却を求めて軍部隊の進路を阻止していた住民に向け、軍兵士1人が発砲。11歳の少女を含む少なくとも4人が死亡したという。(中略)

自警団はこのほどさらに多くの町を掌握し、人口12万3000人のアパトシンガンを包囲。市街戦が発生する懸念が高まったことを受け、13日に軍の投入が命じられていた。【1月15日 AFP】
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“同市の警察官らを武装解除させた”・・・麻薬組織の拠点都市における警察官がどのような立場だったのかよくわかりません。組織の一員として活動していたということでしょうか? 十分ありえる話ですが。

軍・連邦警察も、やれるんだったら早くからそうすればいいのに・・・という感もありますが、武力中心の麻薬犯罪組織掃討から一般犯罪の取り締まりに治安対策の主軸を移したぺニャニエト大統領政権の姿勢でしょうか。

前政権は武力中心の麻薬戦争を強行したことで多大な犠牲者を出しました。そのことが大統領選挙敗北にもつながりました。
しかし、ぺニャニエト政権が麻薬組織にどのように対処しようというのか、よくわからないところがあります。

自警団拡大の問題点については、“Vigilantes(自警団) in Mexico: A Warning Sign of Chaos”(英文)http://newmediajournal.us/indx.php/item/11188で指摘されています。

上記が指摘しているのはコロンビアの先例です。
コロンビアでも、1980年代後期から2000年代初期にかけて、麻薬組織と左翼ゲリラの暴力に対し、農村地帯で民兵が組織されました。


“しかし、それらのグループのいくつかはすぐに暗殺団 にすぎなくなりました。やがてコロンビア は破綻国家への道を転げ落ちることになりました。”


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◆シナロア・カルテル Sinaloa Cartel

シナロア州クリアカンを拠点にしているメキシコの麻薬カルテルで、エクトル·ルイスパルマサラザールにより1989年に設立されました。

シナロア・カルテルは1990年から2008年の間にアメリカへ200トンのコカインとヘロインを運び込み、アメリカでは世界最大の麻薬密売組織とみなされています。

◆ガルフ・カルテル Gulf Cartel

タマウリパス州マタモロス市を拠点にしている麻薬カルテルで、1930年に設立しメキシコ最古の麻薬カルテルとも言われています。


◆フアレス・カルテル Juárez Cartel

チワワ州シウダー・フアレスを拠点にしている麻薬カルテルで、1970年代にう設立された麻薬カルテルです。

現在はシナロア·カルテルと戦闘状態にあり、チワワ州で数千人の犠牲者を出しています。


◆ティフアナ・カルテル Tijuana Cartel

バハ・カリフォルニア州ティフアナを拠点にしている麻薬カルテルで、1989年に設立されました。
アメリカ国内へ、コカイン、マリファナ、ヘロイン、メタンフェタミン等を販売し利益を上げています。

現在はシナロア·カルテル 、 ガルフ・カルテルと抗争状態にあり、多くの犠牲者を出しています。


◆ロス・ネグロス Los Negros

2003年にロス・セタスや政府の治安維持部隊に対抗するためにシナロア・カルテルにより設立された武装組織です。

現在は独立後エドガー·バルデスビジャレアルの組織ラ・バービー(La Barbie)の配下につきました。


◆ロス・セタス Los Zetas

1999年にガルフ・カルテルの武装組織として設立されました。
ロス・セタスは元メキシコ軍特殊部隊の設立者であった隊長のアルトゥーロ・グスマン・デセナ大尉が、 同僚や部下を誘い組織化しました。元軍隊出身者で構成されていることから武器や武装が豊富で、メキシコでも非常に強力で暴力的な組織となっています。

2010年2月に独立し、現在はメキシコの主な麻薬カルテル全てと抗争を繰り広げています。
また非常に残虐な組織としても恐れられ、軍人・警官・マスコミ関係者・司法関係者・組織を批判した一般人までも殺害し、死体を損壊したりメッセージを残すなどしています。


◆ベルトラン・レイバ・カルテル Beltran Leyva drug cartel

2008年にシナロア・カルテルの幹部であったベルトラン・レイバ4兄弟(アルトゥロ、カルロス、アルフレド、エクトル) により設立された麻薬カルテルで、モレロス州クエルナバカを拠点にしていました。

後に幹部やベルトラン・レイバ4兄弟らが逮捕や殺害されたことにより、2010年に組織は消滅しました。
なおベルトラン・レイバ4兄弟らは、アルフレドは2008年に逮捕、アルトゥロは2009年12月16日にメキシコ海軍により射殺、 カルロスは2009年12月30日に逮捕、エクトルは今だ逃亡を図っているものとされています。

◆ラ・ファミリア・ミチョアカーナ La Familia Michoacana

2006年に設立された麻薬カルテルで、ミチョアカン州を拠点にしています。
2010年12月9日に治安部隊との銃撃戦によりリーダーであるナザリオモレノ·ゴンサレスが死亡したことで、 現在ラ・ファミリア・ミチョアカーナは消滅状態にあるとされています。

◆テンプル騎士団 Knights Templar:Los Caballeros Templarios

2011年に設立された麻薬カルテルで、ミチョアカン州を拠点にしており、 ラ・ファミリア・ミチョアカーナの元メンバーなどで構成されています。

◆新ハリスコ・カルテル Jalisco New Generation Cartelまたは、New Generation Jalisco Cartel

2009年に設立された麻薬カルテルで、ハリスコ州を拠点にしており、シナロア·カルテルから分離した組織とされています。

◆カルテル・デル・パシフィコ・スル Cartel of the South Pacific(Cártel del Pacífico Sur)

2010年に設立された麻薬カルテルで、モレロス州を拠点にしています。
14歳の少年エドガー・ヒメネスを殺し屋にしていたことでも知られています。


◆アカプルコ・カルテル Acapulco Cartel、CIDA :Cartel Independiente de Acapulco.

ゲレーロ州アカプルコを拠点としている麻薬カルテルで、ガルフ・カルテルとも関係があるとされています。

2011年にリーダーが逮捕され、現在は組織が衰退しているとされています。


◆ラ・バービー La Barbie
ベルトラン・レイバ・カルテルに所属していたエドガー·バルデスビジャレアルが設立した麻薬カルテルです。

◆コリマ·カルテル Colima Cartel

1988年にハリスコ州グァダラハラに設立された麻薬カルテルで、覚醒剤であるメタンフェタミンや麻薬の密売を行っています。
シナロア·カルテルとも深い関係にあります。

◆グアダラハラ・カルテル Guadalajara Cartel

1980年にハリスコ州グァダラハラに設立された麻薬カルテルで、ヘロインと大麻を密売していました。
1989年にリーダーが逮捕されたとことにより組織は消滅しました。

◆ミレニオ・カルテル Milenio Cartel

1990年代にミチョアカン州ウルアパンに設立された麻薬カルテルで、ロス・セタスと関係がある組織とされています。

◆オアハカ·カルテル Oaxaca Cartel

ペドロ·ディアスパラーダにより1970年頃に設立された麻薬カルテルで、オアハカ州を拠点としています。
現在はティファナ·カルテルと関係が深いとされています。

◆ソノラ·カルテル Sonora Cartel

1980年から1989年にかけて活動していた麻薬カルテルで、組織消滅時にはティファナ·カルテルとシナロア・カルテルに人員が移りました。


◆バリオアステカ Barrio Azteca、Los Aztecas

1986年にアメリカ合衆国のテキサス州エルパソに設立されたギャング・麻薬カルテルで、 メキシコ人やメキシコ系アメリカ人から構成されています。

主にメキシコのカルテルから密輸される麻薬を、アメリカ国内で密売しています。

◆La Nueva Administración メキシコシティを拠点にしている新興の麻薬カルテルです。

◆セントラル·カルテル Cártel del Centro
Cártel de La Calle 2011年ごろに設立されたとされる麻薬カルテルで、殺人事件現場にCártel de La Calleの組織名でメッセージを残しました。


◆カルテル·デ·ラ·シエラ Cártel de la Sierra

2010年ごろに設立されたとされる麻薬カルテルで、殺人事件現場にカルテル·デ·ラ·シエラの組織名でメッセージを残しました。

◆Artistas Asesinos メキシコのチワワ州シウダー・フアレスギャング組織で、シナロア·カルテルと協力し麻薬の密売などを行っています。

◆Los Mexicles メキシコのギャング組織で、シナロア·カルテルとガルフ·カルテルと協力し麻薬の密売や、組織の依頼で殺人などの犯罪行為を行っています。

  出典 世界の麻薬カルテル・ドラッグカルテル一覧 - いちらん屋(一覧屋)


  出典 stone-roses.org

遺体をおもちゃのように扱う

 殺すだけで済むものを、四肢を切断し、首を切り、車や物、時に動物の上に載せてみたり、歩道橋につるしたり。反カルテル運動の女性の腹を割いて内臓を出すといった行為は、敵対組織や一般人に恐怖を植え付ける意味もあるだろうが、遺体をおもちゃのように扱っているとしか思えない。

 マフィアはどこも残虐であり、メキシコだけの話ではない。戦争の残虐さはどの地域もひけをとらない。それでも、メキシコが残虐に思えるのは、加害者が遺体や殺害状況をネットで頻繁に誇示している点だ。

 ノーベル文学賞を受けたメキシコの詩人、オクタビオ・パスは「孤独の迷宮」でメキシコ人の死生観をこう記している。

 <ニューヨーク、パリ、あるいはロンドンの市民にとって、死は唇を焦がすからと決して口にしない言葉である。反対にメキシコ人は、死としばしば出合い、死を茶かし、かわいがり、死と一緒に眠り、そして祀る。それは彼らが大好きな玩具の一つであり、最も長続きする愛である(略)隠れも、それを隠そうともしない。もどかしさ、軽蔑、あるいは皮肉をこめて、死を正面から見つめるのである>(高山智博氏、熊谷明子氏訳)

頭蓋骨の形のお菓子を食べる

 メキシコでは毎年11月2日が「死者の日」で、いわば日本のお盆のように人々が墓や遺族の家に集まる。霊が戻ると言われる祭壇を派手に飾るまではいいが、他国ではまず見られない奇妙な習慣もある。頭蓋骨やその形をした模型をきれいに彩ったり、花火を仕掛けてみたり、その形のお菓子がよく売られ、大人も子供もそれをガリガリと食べる。ミイラ博物館の名物が、ミイラをかたどったアメ細工というのもメキシコならではだ。

 もちろん、人の死を人一倍悲しみはするが、死そのものをさほど重くとらえていない。死者を面白がり、笑い、食べてしまうような感覚が風習として残っている。

 メキシコの友人がこんな話をしていた。危篤状態にあった祖父を昔の友人が訪ねこう語りかけたそうだ。「悪いんだが今、俺は虫歯がひどくて、菌が入ったりするのもなんだから、君の埋葬式には行けないよ」

 それを真顔で話し、別れていったという。

 メキシコ人が死を軽視するのは、パスによれば、こんな理屈からだ。
 死は生の結末ではなく、円環のように生と死が交互にやってくる。また生の中に死が入り込んでもいる。死は生の映し鏡であり、生がむなしいからこそ、死もまたむなしい。


  出典 stone-roses.org
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